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バカな自分に気づいただけでも幸せ

元々、共働きだったから仕事をして家事をして子育てをして。
なにも変わらないと思っていた。
それでも、やっぱり突然襲ってくるものが虚無。
今まではなんとなく隣に誰かがいた。
話をするわけでもなく、ただいた。
それが無くなった。
なんだかぽっかりと穴があいてしまった気がして。
離婚切り出したのは自分だった。
夫のつくった借金を返すために働いていた毎日。
姑に、「あなたが付いていながら何でこんなことになったの!」と罵倒された事。
それが悔しくて、離婚せずに借金を返した日々。
それでも、夫は変わらなかった。
我慢すれば良かったのかもしれない。
変わって欲しかった。
夫が変わってくれたら、もうやらないからと約束して、本当にそれを守ってくれていたら。
今でも笑って暮らせたかもしれない。
私が辛い事。
それは、夫を愛し続けてしまった事。
きっと変わってくれると信じた、願望が届かなかった絶望。
結果的に離婚をしてしまって、夫を失った喪失感に押しつぶされそうだった。
どうしたら嫌いなれるのか。
そればかり考えて、離婚した事後悔ばかりして過ごした。
なにより虚無感が辛かった。
脱け殻だった。
それでも、私を救ってくれたのは娘だった。
離婚するまで、私は本当に笑っていなかった。
大声を出して、涙が出るまで笑う事がなかった。
それが、離婚したら笑うようになったと娘が私に言った。
自分から手放して、自分だけで喪失感で押しつぶされそうになって。
きっと娘はもっと辛かったはずなのに。
突然父親と離され、会えなくなった。
それにすら気づかず自分だけが辛いような日々を送った自分に、娘に申し訳なかった。
ダメな自分を、それでも必要としてくれる娘。
それだけで充分だったことに気づかなかった。
笑顔でいます。
娘のために。